Web予約
MENU
ご予約・お問い合わせ047-411-6812

一般小児科

Pediatrics

Pediatrics一般小児科

主な疾患の説明

  1. 1.小児によく見られる感染症

    • ヘルパンギーナ
    • 手足口病
    • アデノウイルス感染症
    • 溶連菌感染症
    • 急性扁桃炎
    • 頸部リンパ節炎
  2. 2.急性気管支炎

    • クループ症候群
    • インフルエンザ(A, B型)
    • マイコプラズマ肺炎
    • 百日咳
  3. 3.細菌性、ウイルス性肺炎

    • 肺炎球菌性
    • 肺炎桿菌性
    • インフルエンザ桿菌性肺炎
    • ヒトメタニューモ・ウイルス (HMPV) 肺炎
    • RSウイルス感染症・急性細気管支炎
    • クラミジア肺炎
  4. 4.発疹性ウイルス感染症

    • 麻疹
    • 風疹
    • 水痘(水ぼうそう)
    • おたふく風邪
    • 突発性発疹
  5. 5.眼科、耳鼻科疾患

    • 急性結膜炎
    • 急性・慢性中耳炎
    • 急性・慢性副鼻腔炎
  6. 6.急性虫垂炎

  7. 7.急性胃腸炎

    • 急性胃腸炎・ウイルス性胃腸炎
    • ロタウイルス胃腸炎
    • ノロウイルス胃腸炎
    • 急性胃炎
    • 寄生虫感染症
    • ギョウ虫症
  8. 8.細菌性腸炎、食中毒

  9. 9.頭痛、慢性頭痛、片頭痛、緊張性頭痛

  10. 10. 皮膚疾患

    • 飛び火(伝染性膿痂疹)
    • ヘルペス性水痘様発疹
    • 帯状疱疹
    • おむつかぶれ
    • 小児ストロフルス
    • Gianotti症候群
    • 虫刺され(虫刺症)
    • ひょう疽
    • 湿疹
    • 接触性皮膚炎(かぶれ)
    • 水虫(白癬菌)
    • 皮膚カンジダ症
    • 頭シラミ
  11. 11.熱性痙攣、無熱性痙攣、欠神発作、失神

  12. 12.肝機能障害、ウイルス性肝炎、A, B型肝炎、伝染性単核球症

  13. 13.整形外科疾患、肘内障、打ち身・捻挫、

風邪

子供の病気の中でも一番多いのが風邪です。鼻や咽喉(ノド)に主にウイルス感染がおこり炎症を起こします。症状は、咳、鼻水、鼻づまり、軽度のノドの痛みや発熱等で、原因の9割以上がウイルスによるものです。

風邪(ウイルス性)の場合、通常、発熱は2~3日で消失し、咳、鼻水も次第に消失してゆきます。 気管支炎や肺炎に進行する場合があり、4日以上の発熱、持続・増悪する咳嗽、鼻汁の着色、機嫌の悪さ、食欲不振、等を含めた症状の経過を観察することが重要です。

腹痛

子供が訴える痛みで一番多いのが腹痛です。
腹痛は比較的軽症の急性胃腸炎や便秘症から、重篤で緊急の対応が必要な病気(急性虫垂炎や腹膜炎、腸閉そく、腸重積、アレルギー性紫斑病、等)まで、さまざまな原因で起こります。

2歳以下の乳幼児は、はっきりとした腹痛を訴えることができず、ただ機嫌が悪く泣いている場合もあります。
便秘は病状としては軽症ですが、子供にとっては、激しい痛みを伴う場合があります。
腹痛は病状の重症度と痛みの程度が一致しないことがあります。
嘔吐や下痢といった他の症状の経過観察が必要になります。
受診される場合は、これらの症状の経過を医師にお伝えください。

嘔吐

嘔吐は、胃腸が原因の場合、胃腸の蠕動(動き、機能)が低下しているため「食べたり飲んだりした物」を胃腸が拒絶して起こる症状です。

吐いた後も、少しずつ水分を摂れて、苦しそうでなければ、あまり心配ありません。

しかし、嘔吐と共に顔色不良となりぐったりする、火がついたように激しく泣く、血便が見られる、などの時は腸重積のおそれがあります。腸が腸の中なかに(主に回腸、上行結腸で起こります)どんどん入り込む疾患です。12時間以上経過すると腸の血流が止まり壊死、腹膜炎やショックを起こしたりする恐ろしい病気です。疑わしい症状の時は、早めに医療機関にかかりましょう。

嘔吐のときは、脱水症に注意が必要です。
しかし、吐き気が強い時は、基本的に嘔気がおさまるまで飲食を控えた方が良いです。吐き気の強い時は、水分を与えても直ぐ吐き戻し、かえって脱水症状を増悪する要因にもなります。

ウイルス性胃腸炎(お腹の風邪)の場合、殆どが半日程度で嘔気が治まり子供は空腹を訴えます。これは腸蠕動が回復した徴候ですが、ここで固形食を与えるとまた吐くことが多いので、少量ずつの水分(スポーツドリンクやアクア飲料、あるいは麦茶)を徐々に与えてください。
水分で吐かなくなり、食欲が出てくるようなら、消化の良い、脂肪分の少ない柔らかい食事内容(うどんやおかゆなど)から、少量ずつ与えます。

  • ロタウイルス胃腸炎では、発熱、嘔吐、白色便を伴います。ワクチンで予防します。
  • ノロウイルス性では、嘔吐がメインの場合と、下痢が強い場合があります。数日の上気道症状、発熱の後に発症することが多いです。
  • アデノウイルス性では、高熱の持続、比較的強い腹痛、嘔吐、下痢を認めます。高熱による消耗、嘔吐・下痢の持続により脱水症になることが多いので、点滴や入院治療を要する場合があります。
  • 細菌性腸炎では、発熱、強い腹痛、下痢、粘血便、食欲・元気のなさ、が特徴です。便培養を施行し、抗生剤治療を開始しますが、全身状態不良もしくは脱水・消耗が強い場合は、輸液(点滴)、入院治療が必要です。

下痢

子供の病気の中でも風邪の次に多いのが下痢・軟便です。

下痢の場合は、便の状態を観察しておいてください。少し柔らかい程度の下痢か、水様なのか、血液や粘液は混じっていないか、悪臭、酸臭はないか、白色ではないかなどを確かめましょう。

血便、粘血便(粘液の混じった血便)、白色便、食物の未消化などがあれば、それをスマホの写真などで医師に見せてください。血便、粘血便は持参してください。
また、発熱の有無、機嫌、ぐったりしていないか、嘔吐はないか、食欲の有無、なども観察しましょう。

下痢が続くと、栄養が足りなくなってしまうのではないかと心配になりつい食べさせてしまうお母様がいます。しかし、腸の機能が低下していますので、いくら栄養価の高いものを与えてもあまり消化、吸収されません。高カロリーの食事はかえって回復を遅くしてしまうので気をつけてください。

下痢のときには、水分も吸収しにくくなっていますが、電解質、糖分の入った水分を少量ずつ上手にとらせながら休息させてあげてください。

発熱

子供が熱を出すと心配になりますが、小さな子供はまだ体温調整機能が発達途中であること、周囲からウイルスや感染症をもらいやすいこと、から小学校に入る位までは、発熱を多く見かけます。
発熱は感染症と闘うために、免疫細胞の機能を上昇させるための防衛反応でもあります。解熱剤で熱を下げても感染症が回復するわけではありません。

発熱の高さと病気の重症度は必ずしも比例しないので、解熱剤に頼らず、経過を観察することも重要です。
逆に、熱はそれほど高くないけど、微熱や咳嗽が続き、結果的に肺炎が見つかる場合もあります。経過を見ながら慌てず、冷静に受診しましょう。

頭痛

頭痛、慢性頭痛

単なる頭痛として一次性頭痛(単純性頭痛)が挙げられますが、感染症や発熱、脱水、低血糖、肩こり、疲れ目などに伴います。大抵は頚部の疼痛を頭痛として認識する緊張性頭痛が原因のことが多いとされます。

頭蓋内出血や脳腫瘍、高血圧、低血圧、貧血を鑑別する必要があります。

小児〜思春期では起立性調節障害に伴う不安定な脳循環が、頭痛の原因になることがあります。

片頭痛

拍動性、嘔気、振動や回転による悪化が特徴的です。行事や人混みなどのストレス、ホルモンバランス、体質が頭痛の原因に関係します。脳動脈の収縮後拡張、浮腫、炎症により近接する三叉神経への刺激が生じ、頭痛が起こると考えられています。視覚や聴覚が過敏になることが多いため、暗く静かな部屋で安静をとっている患者さんが多いです。

古典的片頭痛では閃輝性暗点という前兆(アウラ)を伴います。一部の視野が見えにくくなり、銀色〜七色のギラギラする円弧や輪がその見えにくいエリアを囲みます。次第に閃輝性暗点は拡大しながら、視野が回復してゆきますが、片頭痛が本格化します。

消炎鎮痛剤、トリプタン製剤(選択的脳動脈収縮薬)、漢方薬、等が用いられますが、頭痛の原因やトリガーとなるエピソードを回避することが重要です。

緊張性頭痛

肩こりや首の血行不良により、後頚部(僧帽筋)の筋痛を側頭部から締め付けられるような頭痛として感知します。非拍動性です。薬物療法では、筋緊張緩和剤・筋弛緩剤や鎮痛剤が用いられますが、多くは肩こりや血行が改善すると改善するため、上半身の適度な運動やストレッチ、入浴やシャワー浴が有効です。